【なんでこうなるの?】台湾人夫が感じる日本語の素朴な疑問

こんにちは。だーくねすです。

今回は台湾人の夫が感じる日本語の素朴な疑問をご紹介いたします。

 

今は、海外が身近な時代なので、誰でも外国人の知人や友人が1人はいたり、国際恋愛カップルも増加しているのではないでしょうか。

その中でも台湾人(を含む中国語話者)は、日本人にとって身近な存在ですよね。台湾や中国、華人が多い東南アジアは日本語学習者数も世界トップなので、日本語に関心を持っている人もいっぱいいます。

そんな彼らに、日本人が日本語を教える際の小さな助けになれば。と思い、記事を書き上げました。

 

日本語に関する外国人の疑問やミスは、単なる笑い話ではありません。日本人にとって非常に勉強になることもありますよ!

 

それでは早速いってみましょう。

【1】区別が難しい発音がある!

台湾人に限らず、中華圏の人が聞き取りにくい日本語の発音をまとめてみました。

○濁音・半濁音

台湾人夫「私はだーくねすの”たんな”です」

夫がなんて言いたかったのか分かりますか?「たんな」という不思議な単語が登場しましたが、文脈から「だんな(旦那)」と言いたかったことが理解できますね。

彼らにとって、日本語の清音と濁音・半濁音の違いは判別が難しいみたいです。

 

まず、濁音とは「が行」「だ行」などのように濁点を付けた濁った音を意味します。

次に、半濁音とは半濁点を付けた「ぱ行」の音です。

そして、「ん」と「っ(促音)」を除く、濁音でも半濁音でもない音が清音となりますね。

 

日本人はこれらの音の違いを瞬時に判断できますが、日本語学習者からすると結構ハード。

 

例えば、「かが(加賀)」「タダ(無料)」「ちじ(知事)」という単語。

外国人からすると、この2文字の言葉は「どっちも同じ発音やんけ!」って突っ込みを入れたくなってしまうんですw

 

また、

「旦那」は「たんな」

「父さん」は「どうさん」

「武藤さん」は「むどうさん」

のように聞こえてしまうそうなんです。

 

つまり、日本人は「た」「だ」、「と」「ど」などと区別して話してるつもりでも、知らず知らずのうちに清音と半濁音の中間あたりで発音しちゃってるんですね。

台湾人(含めて多くの外国人)からしてみると、混乱してしまいます。

 

それと、「ぱ」と「ば」、「ぷ」と「ぶ」など、

「ば行」と「ぱ行(半濁音)」も混同しやすいので、日本語学習者初心者にはなるべくはっきりと発音してあげた方が分かりやすいと思います。

 

○長音

台湾人夫「ワタシ、ま○こ食べたい!ま○こ食べたい!」

皆さん、どうか誤解しないで下さい。彼はどうしようも無いほど悶々としていたわけではありませんし、AV鑑賞しながらの自力更生中(意味深)に発した1人言でもありません。

純粋に「マンゴー食べたい」という気持ちを伝えたかったで、全く悪気は無かったのです。ご注意下さいね。

 

ところがどっこい、長音とさっきの濁音の区別が曖昧なせいで、「マンゴー」が放送禁止用語と化してしまったわけですね。

この発言したのが、街のど真ん中だったので超絶恥ずかしかったですね。しかし、夫は決してふざけていたわけじゃないのですから仕方ありません。

 

さて、長音とは「ニューヨーク」「どかーん」「マンセー」などなど母音を付く長く引き伸ばした音ですね。

「朝鮮」「委員長」「同志」が「ちょーせん」「いいんちょー」「どーし」などと、長音化する場合も含まれます。

 

日本語では当たり前な存在の長音ですが、中国語には長音が存在しません。

彼らも知らず知らずのうちに長音を発音していると思います。しかしながら、短い音と長音はあまり区別できません。なぜなら「長音」という概念が無いからです。

 

そのため、日本人が「おねーちゃん(お姉ちゃん)」と長音で喋ってるつもりでも、台湾人からすると「おねちゃん」と言ってるように聞こえて混乱することもしばしば。

 

逆に彼らが「カード」と長音を発音してるつもりでも、実際の発音が「カド」になっちゃって日本人になかなか伝わらなかったり…なんてしょっちゅうです。

 

ちなみに、うちの夫は「有名(ゆうめい)」と「夢(ゆめ)」の発音が似ててごっちゃになってしまったんだとか。

あと、「気持ち良い(きもちいい)」が「気持ち」と聞こえて「気持ち?え?気持ちが何?どうしたの?」ってなったこともあるそうですw

 

○促音

夫の会社「出張(しゅっちょう)してもらえますか」

台湾人夫「え?主張(しゅちょう)?何を?」

会社「しゅ・っ・ちょ・う!!」

 

これも実際に夫が聞き取りミスした日本語です。「出張」と「主張」。「っ」が入るか入らないかで全く違う意味になってしまう言葉は他にも沢山ありますね。

 

「っ」の発音は促音といいますね。

「河童」「一発」「脱北」…と、日本語は促音だらけの言語ですが、中国語には促音も存在しません。

ついでに言っておくと、広東語には促音があります。ただし、残念ながら(?)中国語には無いんですよね。

 

日本人が中国語の発音が難しい!というのと同様に、中国語話者からしてもやはり聞き慣れない日本語を覚えるのは簡単にはいかないのです。

「促音を区別するために何度も何度も日本語の発音を聞いて覚えた!」という中国人の友達もいました。おそらくみんなそんな感じでしょう。

 

発音に関しては以上です。

日本人は濁音・半濁音、長音、促音には超敏感な耳を持っていますが、その微妙な違いを外国人が判断するには長時間学習しないと困難です。

こればかりは、ゆっくりと耳を慣らしていくしかありません。

 

先述の通り、日本語は伸ばすところは伸ばして濁すところは濁さないと全然違う意味の言葉になってしまいます。

私の夫のような、「街の中心でま○こを叫ぶ」事件にも繋がりかねません。

あなたが日本語を勉強中の外国人のお手伝いをする際には、彼らが日本で恥ずかしい思いをしないためにも、できるだけ発音トレーニングも協力してあげて下さい。

 

【2】日本漢字の読みはバリエーションが豊富過ぎる!

台湾人夫「五十嵐?東海林?御徒町?音威子府?外国人が一発で読めるわけ無いだろッ!!!!!!!!!!!!!」

 

「蝸牛」「所謂」「案山子」などなどなどなど、挙げればキリが無いくらい、わが国の漢字は読み方のバリエーションが豊富過ぎます。

ハッキリ言って日本人もお手上げ \(^o^)/

 

特に、日本における人名・地名は漢字&読み不一致のオンパレード。

自分とは全く縁もゆかりもない難読地名や珍名を言い当てろなんて難題出されても不可能ですよね。

 

あと、

山崎→やまざき、やまさき

伊川→いかわ、いがわ

などの、日本人名の微妙な読み方の違いについてもイライラしてしまうそうですwww

 

苗字でこれなんだから下の名前はヤバさを極めています。せっかく心を込めて名付けられた名前なのに、他の人が読めない。読めなさ過ぎる…。

最近、個性的な名前を付けたがる親御さんが多いので、どんどんどんどん混乱しちゃう人名が増えそうですね…。

外国人だけでなく日本人の私も困惑してますw

 

【3】ハンパなカタカナ語

台湾人夫「”ダイバーシティ”だとぉ!?!?普通に”多様性”って言え!バカヤローーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 

中途ハンパに日本語化された外来語(カタカナ語)には、夫の怒りも増し増しです。

 

意味不明なカタカナ語をやたら多用したがる人いますよね。日本には「漢字」っていう便利な文字があるのに、あちらこちらでカタカナ万歳状態ですよね。

 

会社とかだとひどいですよね。数ヶ月前に夫が転職活動するのに、色々な企業のホームページを眺めながらニヤニヤしていました。

社名といい、ホームページ内の文章といい、あっちもこっちもカタカナ…カタカナ…カタカナ…

 

台湾人夫「アジェンダ?エビデンス?コンセンサス?日本語使えヨwwwwwwww」

と、辞書を引いてビジネス日本語化されたカタカナ語を片っ端から調べていました。

 

あのね、そう思ってるのあんただけじゃないよ。私たちも困ってる \(^o^)/

一部の意識他界系のせいで、日本語がどんどん意味不明になっています。

 

そういえば、山手線新駅が「高輪ゲートウェイ」というセンスの欠片も無い駅名になってしまいましたよね。がっくり…。

 

私はも夫も、日本語の全ての外来語がダメだと思っているわけではありません。

実際、日本語として浸透した外来語も数え切れないほどあります。

とにかく意識を他界させ過ぎないで欲しいのです。ただそれだけです。あれもこれもカタカナ化して、外国どころか日本国内にすら通じない言葉を量産してはいけません。

 

今の有様は、大昔に苦労しながら外国語を日本語に翻訳した人たちに対して失礼だと思いますね。これ以上日本語が崩壊しないことを祈るばかりです。

【5】「お」を付けると丁寧になるけど…?

台湾人夫「”お”を付けると丁寧になるのに、どうして日本人は”うんこ”を”おうんこ”とは呼ばないデスカ?」

 

お下品ですが、こちらもうちの夫の素直な疑問です。

 

「おまんじゅう」「お車」「お留守番」…「お」を付けることで、大抵の日本語は丁寧な言い方になりますが、夫はその「お」を付ける基準がよく分かってないみたいですね。

 

というか、私も分かりません。私だけじゃなくてほとんどの日本人も分かってないでしょうね。なんせ、みんな意識しないで使ってますからね。

 

「お粥」「お医者さん」「お茶」など、「お」が無いと不自然になる言葉もあるので、説明がなかなか難しいです。

うちの夫はよくお粥を「かゆ」、お医者さんを「いしゃさん」と呼んでいます。別に間違ってはいないし通じるには通じるけどちょっと変ですね。

 

日本人は感覚で「お」を付けたり付けなかったりしてるので、本当にこれもどうしようもないのです。日本語学習者は1つ1つ覚えていくしか無いですね。