【訪朝】北朝鮮旅行についてのQ&A【よくある質問】

あんにょんはしむにか。

 

先月、平壌を満喫しただーくねすです。

 

ツイッターでこのように訪朝ツイートを流すと、DMに北朝鮮旅行関係の質問が多数寄せられてくるんです。

興味はあるけどなかなか一歩を踏み出せない…という日本人も意外といるんですね。ネットじゃないとなかなか他人に聞けない!という気持ちもよく分かります。

 

そこで、今日は北朝鮮旅行に関するよくある質問をまとめてみましたので、ぜひご覧下さい。

 

【目次】
Q1:「そもそも日本人が北朝鮮に行けるの?」
Q2:「旅行代理店を通さずに個人旅行できるの?」
Q3:「日本から北朝鮮まで行く手段はあるの?」
Q4:「旅行代金はいくら?」
Q5:「北朝鮮の通貨は?」
Q6:「ビザは必要?」
Q7:「北朝鮮に渡航したらパスポートに記録が残っちゃうんじゃない?」
Q8:「一度訪朝したらアメリカや韓国に行けなくなるのでは?」
Q9:「監視されるのでは?」
Q10:「単独での外出は可能?」
Q11:「危険じゃないの?」
Q12:「所詮、北朝鮮にとって都合の良い場所しか観光できないんでしょ?」
Q13:「治安は?」
Q14:「拉致されるんじゃない?」
Q15:「少し前にアメリカ人大学生が殺されたのはどう思う?」
Q16:「写真撮影はできるの?」
Q17:「旅行代理店はどこがオススメ?」

 

Q1「そもそも日本人が北朝鮮に行けるの?」

A1「行けます」
北朝鮮旅行を取り扱う旅行代理店が用意したツアーに申し込んで手続きをすれば、日本人でも問題無く訪朝できます。

もちろん韓国や台湾など一般的な観光地へ旅行するより手軽ではありませんが、旅行代金を振り込んで必要な書類を提出すれば、自分でやると面倒な作業は旅行代理店の方で全て済ませてくれるので何も難しくはありません。

 

Q2「旅行代理店を通さずに個人旅行できるの?」

A2「不可能です」

北朝鮮は、休みの日にふら~っと旅行できるような国ではありません。外国人は必ず旅行代理店を通さないと訪朝できません。団体旅行が苦手な方は1人旅ツアーもOKですので、詳しくは各旅行代理店に相談してみて下さい。

 

Q3「日本から北朝鮮まで行く手段はあるの?」

A3「あります」

現在、日本から北朝鮮への直行便は存在しないので、北朝鮮と国交のある中国を経由します。そして、経由先となる中国からは飛行機か国際列車を利用して北朝鮮に入国します。

航路か陸路どちらになるかは旅行代理店が用意したコースによって異なりますが、もし「どうしても高麗航空に乗ってみたい!」「飛行機使いたくない!列車にして!」という希望があれば、柔軟に対応してもらえることがあるかもしれません。

 

Q4「旅行代金はいくら?」

A4「20~30万円が相場です」

滞在日数や訪問先によって変わりますが、一番スタンダードな平壌3泊4日コースだと25万円前後と、決して安くはありません。

中国までの交通費や現地で別途支払うお金(オプショナルツアーなど)を含めるとやはり最低でも30万円は必要です。少人数での参加だと高額ですが、大人数だと安くなりますので、まとまった人数が集まるとお得になります。

たまーに10万円代の比較的安価なツアーもあるので探してみて下さい。ちなみに、私は99000円という破格値で訪朝したことがあります。

ただ、それは元々10万円台の金額だったのが、大人数での参加且つ主催者さんの粘り強い交渉の結果実現した値段でした。なかなかのレアケースです。普通はありえないので、安過ぎる怪しいツアーには参加しないようにして下さい。

 

Q5「北朝鮮の通貨は?」

A5「ウォンです」

通貨単位はウォン(KPW)で、正式には「朝鮮民主主義人民共和国ウォン」といいます。通称「人民ウォン」「北朝鮮ウォン」

為替レートは1円≒8ウォンが目安…って本当かこれ。世界的に価値の低い通貨なので変動が激しいです。

とはいっても、非常に珍しいお金なので手に入ったらコレクションしたいところ…ですが、北朝鮮では外国人が人民ウォンを所持することは原則禁止しているため、訪朝中に買い物する場合は日本円や人民元、米ドル、ユーロなどを使用します。

ただし、日本円は使える場所がかなり限定されているので人民元が一番スムーズです。

 

Q6「ビザは必要?」

A6「必要です」

日本人がロシアやオーストラリアを旅行する時と同様に、北朝鮮もビザが必要となります

「そんなこと言ったって日本に北朝鮮大使館なんか無いじゃん!」と思われるかもしれませんが、旅行代理店がバッチリ申請してくれるのでご心配無く。

あと、ビザといえばこんな風にパスポートのページに糊でくっ付いているのが主流ですが、↓

うちの台湾人夫のパスポート。右のページに張り付いているのがベトナムの観光ビザ。

 

北朝鮮のビザは冊子のように独立しているんです。↓

2016年3月撮影

ちなみに、このビザは日本ではなく中国で受け取ります。せっかくもらっても帰りに中国で容赦なく回収されてしまうので、持ち帰りは不可。手元にあるうちに記念撮影しておきましょうw

 

Q7「北朝鮮に渡航したらパスポートに記録が残っちゃうんじゃない?」

A7「残りません」

北朝鮮の出入国スタンプは先ほど紹介したビザに押します。パスポートには押さないので、記録が残ることはありません。

そのかわり、経由先の中国の出入国スタンプが無駄に多くはなりますw訪朝経験者あるあるですw↓

北朝鮮から帰国後の私のパスポート。
1度の旅行で中国スタンプが4つも付いてる不思議なパスポートへ大変身w

税関もそこは把握しているので、北朝鮮からの帰国後に日本の空港で税関職員にパスポートを見せると「どうして1回の旅行で中国スタンプがたくさんついてるんだ!まさか北朝鮮旅行してたんじゃないだろうな!(※実際はもっと丁寧)」と突っ込まれることはあります。

これは日本への持込が禁止されている北朝鮮の物品を持っていないか警戒しているだけなので、今後の海外旅行に支障が出るわけではありません。

 

Q8「一度訪朝したらアメリカや韓国に行けなくなるのでは?」

A8「いいえ。問題無く訪米・訪韓できます」

先ほどのA7で説明した通り、そもそもパスポートには北朝鮮へ渡航したという記録が残らないので、アメリカや韓国の入国審査でバレて入国拒否されることはありません。

私は訪朝後にアメリカ1回、韓国2回旅行しましたが、何も問題ありませんでした。

でも、実は私も最初は心配で訪米前にアメリカ大使館に確認しましたが、訪朝を理由とした日本人の入国拒否は前例が無いそうです。したがって、『北朝鮮旅行すると今後海外旅行しづらくなる』という噂はデマです。

 

Q9「監視されるのでは?」

A9「少なくとも外出中されていますが、気になるほどではありません」

北朝鮮は特殊な国なので、気軽に旅行できる国に比べると外国人観光客の行動にはすごくうるさいと思います。少なくとも外出中は監視はされています。

けれども、「監視」というほど堅苦しい空気ではありませんし、別に見られちゃマズイことはしないので気にならないです。

ホテルはよく「客室の鏡がマジックミラーになっていて見られている」「盗聴器がしかけられている」との噂話を耳にします。だけど、実際に泊まってみると「本当に監視されてるのかな?」と疑ってしまうくらい至って普通です。

平壌・両江ホテルの客室(2018年9月撮影)

トイレや脱衣所まで隅々見ているんじゃ!?と引っかかるかもしれないですが、私はそうは思えないです。

国が国だから100%していないとは断言できませんが、観光客が排泄したり着替えする部屋ってさほど大事では無いと思います。ガッツリ監視するような箇所ではないですよね。

そんなことよりも、外出中にはぐれないかとか、ガイドさんの目の届かないところへ行かないかとかの方がよっっっぽど重要だと思います。

心配であれば、見られて・聴かれて困るような行為はしないことです。

いくらホテルの客室とはいっても、ベッドの上で脱糞したり、スマホに保存したAVを朝から晩まで爆音再生したり、委員長同志のことを「デブ!」「だっせぇ黒電話ヘアー!」と大声で罵倒したり……そんな愚行を冒す人(ある意味チャレンジャー)なんてそうそういないですよね。

日本国内旅行と同じように、現地の人に迷惑を掛けないよう、常識的な範囲で行動していれば全く問題ありません。

 

Q10「単独での外出は可能?」

A10「不可能です。ガイドさんが常に一緒です」

1人で自由に外出できないとなると不自由なイメージを抱くかもしれませんが、日本人観光客には日本語が堪能過ぎるガイドさんを付けてくれますし、専用車(大人数だと観光バス)で目的地まで連れて行ってくれるから迷子にならないし、丁寧に案内してくれるので全く不満は無いです。

でも、さすがにホテル内は自由ですよ。トイレやお風呂までガイドさんが付いて来るわけではないのでご安心下さい。そこまでくっ付いてきたらただの変態です。

ざっくり例えるなら、H○SやJ○Bなど大手旅行会社のガイドさん案内付き海外旅行ツアーの豪華版です。

国が「北朝鮮」と場所が場所なので、厳しい監視下での観光にはなりますが、旅行中にサービスしてくれる人々(ホテルのスタッフ、飲食店の店員、観光施設の職員など)はおもてなしの心がすごいです。

さらに、ガイドさんはなるべくお客さんの希望に沿った形で対応してくれます。本来の予定には無くても、「ここ行ってみたい!」「あんなもの食べてみたい!」と何か要望があったら遠慮なく伝えてみましょう。

 

Q11「危険じゃないの?」

A11「逆に超安全です」

よくある質問トップ3には入る質問ですね。実は、北朝鮮は観光するだけなら世界でも類を見ない超安全な国なのです。なぜなら、基本的には外国人観光客を重要なVIPとして丁重に扱い、ガイドさんが付きっ切りで面倒を見るからです。そんな国って他にありますか?

北朝鮮のガイドさんの仕事には案内をする他に、観光客を監視をするという役割もあります。その監視が厳しいからこそ、迷子になったり、犯罪に巻き込まれる心配がないのです。海外旅行にありがちな危険に遭遇することはほぼ100%ありえません。

 

Q12「所詮、北朝鮮にとって都合の良い場所しか観光できないんでしょ?」

A12「その通りです。だからこそ安全なのです。」

外国人観光客は、一部の発展した地域など北朝鮮にとって都合の良い場所しか連れて行ってもらえないのは事実です。ですから、貧困地帯や治安の悪いエリアを訪れることはありません。

特に平壌は限られたエリートしか住めない都市ですので、犯罪者はいません。法律違反するものなら…一生出てこられない強制収容所送りでしょう。

仮に訪問先が平壌以外の地方都市であってもほぼ富裕層しかいないところへ行くことになります。あちらの方々もバカではないので、海外からの大事なお客様である外国人観光客相手に攻撃したり、犯罪に手を染めたりすれば、自分がどうなるか分かっていると思います。

つまり、裏を返せば北朝鮮はどこの国よりも安全な観光地ということなのです。

 

Q13「治安は?」

A13「正直、国全体の治安は世界最低レベルだろうと思います。」

北朝鮮そのものは無茶苦茶な無法国家ですが、外国人観光客にとって治安の悪さは無縁です。

前の質問(Q12)でもお答えした通り、治安の悪いエリアには一切近付きません。普段「こちらが北朝鮮の映像です!ひどいですね!」とテレビで紹介されるような劣悪な環境の地域にも絶対入りません。怖いものみたさに行きたくなっちゃっても行けないです。

ただし、金将軍様一族をけちょんけちょんに侮辱したり、彼らのポスターや銅像を傷付ければ、もれなくこの世で最も恐ろしい無法地帯への片道切符をもらえると思いますが、そうでもしないと立ち入れないでしょう。

ヨーロッパなどを旅行していると「間違ってスラムに入ってしまった」という人がちょこちょこいますが、それは北朝鮮だと現実的じゃないです。間違えようがないですから。

 

Q14「拉致されるんじゃない?」

A14「されません」

「訪朝するね~」と出て行った人が、北朝鮮国内で失踪したら怪し過ぎませんか。バレバレじゃないですか。そんな大きな証拠がある状態で北朝鮮が外国人観光客に手を出すとは考えにくいです。

それに、多くの日本人拉致被害者が失踪した場所は日本ですから、拉致事件に遭う可能性が高いのはむしろ日本国内です。

何度も言いますが、北朝鮮において外国人観光客は厳重に保護される立場です。そう考えると、欧米や東南アジアといった日本人が大勢訪れる人気観光地の方がよっぽど怖いし、行方不明になりやすいと思います。

ですが、観光地としては安全な部類に入っている北朝鮮も含めて、海外旅行には国関係無くそれなりのリスクが付き物です。誘拐などの犯罪のみならず、突然の怪我や体調不良、貴重品の紛失その他諸々、あらゆる想定外の事態に出くわすかもしれないという意識は常に持っておくべきです。

 

Q15「少し前にアメリカ人大学生が殺されたのはどう思う?」

A15「可哀想だけど、自業自得(ごめんなさい」

2016年に平壌市内のホテルでプロパガンダポスターを盗んだアメリカ人男子大学生が1年半に渡って拘束され、昏睡状態で帰国したもののそのまま死亡したという事件は記憶に新しいですね。彼の件に関して、私も「いくらなんでも殺すのはやりすぎでは…」と胸が痛みました。

しかし、北朝鮮の人がやったら死刑になるような行為を、外国人もやっちゃったら完全にアウトですよね。

「ポスター破いたくらいで」と突っ込みたくなる気持ちは分かりますが、もしもイスラム教の戒律が厳しい国で、コーランを破り捨てたらどうなると思いますか?外国人観光客は見逃してもらえると思いますか?それは無いですよね。

いくら北朝鮮とはいえ、渡航先の国のルールに従えない人は、それ相応の処罰を受けても仕方が無いと思います。

 

Q16「写真撮影はできるの?」

A16「結構自由です」

一部の施設や建設中の建物、軍人さんを除いて写真撮影は自由に楽しめます。

ただし、金将軍様一族の銅像などに関しては「ド真ん中から全身が入るように撮影して下さい」「顔だけ写すのとかはやめて!ちゃんと全身を撮って!」など条件はありますが、↓

他は想像以上に緩くて驚きました。

私は今まで2度訪朝して、どちらとも帰国する頃には画像フォルダが孕んじゃうぅぅぅ///くらいバシャバシャ写真を撮りまくってましたww

また、「その辺にいる人を盗撮するのは控えて下さい」と注意されますが、景色を撮る時に写り込んでしまったり、相手に了承を得た場合は撮影可能です。

雰囲気的にノリが良さそうな人民や、飲食店のウェイトレスさんは高確率で応じてくれます。ぜひお願いしてみましょう。

レストランでウェイトレスさんと。(平壌市内)
地下鉄ホームで子供たちと。(平壌市内)

運が良いと軍人さんとツーショットできます。↓

板門店で。軍人さんも意外とにこやかです。

滅多に行けないところだから、貴重な思い出はしっかり残さないともったいないですね!

 

Q17「旅行代理店はどこがオススメ?」

A17「ジェイエス・エンタープライズさんがオススメです」

以前、私が利用したのはジェイエス・エンタープライズさんです。北朝鮮旅行の手配をメインに行っている、日本の旅行代理店です。どこにすればいいんだろう?と悩んだら、こちらに相談してみて下さい。

 

 

気になる疑問は解決しましたか?他にもたくさんの質問がありますが、今回はここまでにしますね!

 

それでは、また明日~。